重伝建地区から少し離れ、盛り場の風情が漂うエリアを散策。
前回の記事
浜崎地区から少し南、市役所方面へ向かって歩くと、流石に町家風の建物は少なくなり、観光地然としない光景になってくる。もっともぼくはどちらかというとそういった場所が好きなのだが。
面格子がカッコいい廃(?)ビルには「長州屋 光国」とある。
夏みかんの丸漬が有名な和菓子屋さんだが、昔は何店舗かあったのかもね。
ちなみに「光圀本舗」ってのもあって、そっちが本家、「長州屋 光圀」が分家。
小さな歓楽街のような様相を呈してくる。
げ、雨降り出しちゃった。
誰かこの看板のピンバッチ作って…
トマソンに挟まれて。
ザ・スナックって感じの店構えが続きます。
雨は降ったりやんだり。カメラを濡らさないように軒先をお借りしながら歩く。
煙突のある部分がどうなってたのか気になるトマソン。
ソシアルなビルもあります。
シルクハットにおヒゲがトレードマーク。
ラウンジは「ACB」と書いて「アシベ」と読ませるのだろうと容易く想像できるね。
素敵な天井…
アーケードもあります。早朝なんで何処も空いてないや。
グレイッシュな哀愁。
鏝絵…かと思って近づくと屋号が書かれていた。
今はもう営業していないようである。いい雰囲気だ。やってれば入ったのに。
いつから募集してるのかな…
前日の夜飲んだところだ。そろそろ何処かで朝兼昼食を摂りたいなぁ。
わ、なんて可愛いお店!ここに決めた!
約束された勝利…食べる前から美味しいのが伝わってくるね。
エビフライ&ハンバーグ定食を注文。お子様か。
箸袋もかわE。もらって帰ればよかった。
食後にクリームソーダも注文して満腹。さ、また散策しましょかね。
飲み屋街を抜けてさらに南へ。またこのあたりから町屋がぽつりぽつりと見られる。
今気付いたけど、このお宅の持ち送り素敵だな。
この地区にも平入りの商店が軒を連ねていたのだろう。
そりゃ豚さんからしたらこんな気持でしょうて…
んあ!洋館付き家屋!
……と思ったらかなり新しそうだ。なんかのお店っぽいですね。確かに洋館付きではあるのだけど。
萩市内には貸自転車…今で言うレンタサイクルのお店が多いんだけど、ここはタバコ屋さんも併設。おばちゃんも撮らせてもらいました。
萩といえばうどんの「どんどん」。山口ローカルのチェーンで、ウチの近くにもあるから重宝してます。安・早・美味!
あ、また「光圀」あった。
奥に芳和荘が見えますね。気がつけばこのあたりに戻ってきてました。
雨が強くなってきたな…
前日の夜から気になってたんだけど、川向の民家、お稲荷さんが乗った鳥居があるのよね。
そうそう、前回の記事でも載せた芳和荘の隣のこの物件、前日飲み屋さんで知り合った方のおばあちゃんのお家らしいです。何かのお店だったのか…聞いたかもしれないけど酔っ払ってて覚えてない。
いやしかしカッコいいですねぇ。遊郭の区割りは隣の芳和荘から向こう側なので、ここは置き屋とかではなかったようであるが…
芳和荘を訪れる際はぜひ見ていただきたい建物である。
芳和荘の真向かいには、こんな素敵なスペースが。
トマソンではなく普通のかっちょいいアートになってます。
芳和荘の前を通って北側へ。ちょうどこの建物の向かいあたりに見番が置かれていた。
数年前までは芳和荘以外にも遊郭の名残りを残す建物が残っていたようであるが、今や他には見られない。ここにも妓楼があったようだが、どちらかというとカフェーっぽい印象。遊郭の廃止後、赤線になったのだろうか。
川に面して玄関が向いたお宅。きっと料理屋かなんかで、当時は船を付けてそのまま入れたのだろう。
しかしこの路地、ケータイなんかいじりながら歩いてたら川にダイブしちゃうね…。
さて、今回はここまで。
雨がかなり強くなってきたので、これ以上散策できそうになく、車に戻って、何処に行くかGoogleマップでしばしリサーチしたのだった。続きはまた後日。
それでは。
つづき