おなかがよわいお坊さんはあわてない

おなかを壊しやすい僧職系男子、まち歩きのススメ。

近代建築・土木建築・遺跡・遺構

下関市 : 城下町長府の町並み(2)

紅く燃ゆる木々と、まだ染まりたくない緑が織りなすコントラストが茶色の練塀に映える。 その美しさは紡いてきた歴史が証明する。秋の城下町散策。

下関市 : 城下町長府の町並み(1)

山口県下では萩と並ぶ城下町、長府毛利藩のお膝元。 今なお歴史ある町割りが残され、下関観光の折には外せない人気スポットである長府地区。 練塀の町並みを歩く。

福岡県朝倉郡 : 東峰村とその周辺の町並み(2)

日本で一番小さな対等合併として、旧宝珠山村と旧小石原村の合併によって誕生した村。 小さな集落には豊かな山林資源だけでなく、素晴らしい建築物たちも聳えていた。

福岡県朝倉郡 : 東峰村とその周辺の町並み(1)

英彦山〜求菩提山と、古処山〜宝珠山をはじめとする山々に囲まれる東峰村。 豊かな山林と水源が広がる村は、重要な土木建築が数多く残る地でもある。 ヨーロッパの古城のような工作物を持つ魚道と、静かな山間の集落。

美祢市 : 集落巡り(5) 厚保

肥沃な土壌で昼夜の気温差が大きいため、栗の特産地として県内外から知られる厚保。 小さな集落に佇む旧郵便局舎の定点観測の記録と、知る人ぞ知る隠し湯を求めて。

下関市 : 長府 壇ノ浦とその周辺(2)

アジア情勢が緊迫していた明治期、関門海峡を隔てた下関・北九州に帝国陸軍によって「下関要塞」が設置された。 現在は多くの家族連れや夜景の撮影スポットとして賑わう公園に残る堡塁から、そのひんやりとした空気が醸す静謐さに思わず息を潜めてしまう。

下関市 : 長府 壇ノ浦とその周辺(1)

源氏と平家の最後の戦いの地、壇ノ浦。 武家社会の始まりを告げた平家の滅亡…。幼き安徳天皇が入水した合戦場を歩き、霊跡を巡る。

下関市 : 旧滝部小学校

長閑な農村の風景に映える、瀟洒な近代学校建築。 華麗な意匠が施されたライトブルーの鮮やかさに、西洋の香りを感じる風が吹き抜ける午後。

下関市 : 山陰地区の集落巡り 滝部・田耕

滝があったから滝部、田を鋤くから田耕(たすき)。 山あいにある農村地区に佇む、あまりにも瀟洒な旧小学校建築のディテールに、思わず心奪われる。

下関市 : 山陰地区の集落巡り 安岡・特牛

下関の日本海側、その大部分が海岸線近くに走る国道191号線「北浦街道」に沿って、山陰の小さな町を見ていく。 風光明媚な眺望の中にある、人々の暮らし。

熊毛郡上関町 : 室津の町並み(1)

海上交通の要衝として栄え、村上水軍の拠点でもあった上関。 室津半島の先端部、かつて遊女屋が並んだという風待ちの港の町並みを歩く。

北九州市門司区 : 門司駅前の町並み(2)

豊前国の寒村であった柳ヶ浦村…現在の門司駅周辺は、明治期に入り鉄道が敷設されたことで工業進出が始まり大いに発展した。それに伴い周辺には市場や商店街が開かれ多くの人で賑わったという。繁栄の名残を探して歩く。

北九州市若松区 : 上野海運ビル(2)

麗しき近代建築を堪能した後、ネコチャン!のいるカフェにておやつタイム。 こんなにも魅力的なまちの夕暮れを修辞する言葉を、僅かにも持ち合わせていないぼくの無風流なさまを笑ってくれ…

北九州市若松区 : 上野海運ビル(1)

かつて日本一の石炭積出港であった若松の往時の隆盛は凄まじく、海岸沿いには今なお多数の近代建築が。まちのシンボルでもある赤い橋に見守られながらどっしりと佇む煉瓦造りのビルで、「大正ロマン」の意味を知る。

周南市 : 福川 〜 夜市・戸田の町並み

かつては長州藩に属しており、徳山藩の成立に伴い同藩領として治められた福川は、漁業で栄えたまちであったが、街道の整備に伴い宿場町として発展した。街道を西へ進めば夜市(やじ)・戸田(へた)の集落。村内で所轄の藩が違うという変わった歴史を持つ。

島根県江津市 : 有福温泉の町並み(1)

透き通った湯の効能から「福ありの里」と呼ばれその名の由来となった有福温泉は、細い石段が入り組むその風景にちなみ「山陰の伊香保」とも呼ばれるが、あえて並べて評する必要など無い。ここには、ここにしか無い無二の素晴らしい風情が広がっているのだから。

島根県江津市 : 江津駅前の町並み(2)

江津本町の静かな町並みを歩いたのち、再び江津駅前へ。 以前から気になっていた不思議な威容のビルには、ホコリとカビの匂いが充満しつつも美しい空間があった。

島根県江津市 : 江津本町の町並み

山陰道で石見銀山と浜田を結び、廻船問屋が軒を連ね賑わいを見せた江津本町には、北前船の寄港地として、また天領米の積出港として賑わいを見せたという。入港を待つ船が浜で混雑するほどの繁栄っぷりだったまちは、陸路・海路だけでなく江の川による“河路”も…

島根県大田市 : 石見銀山 大森の町並み(1)

最盛期には年間およそ1万貫(38t)もの銀を産出し、戦国大名や江戸幕府の重要な財源を採掘した石見銀山。その規模は当時、世界中で産出された銀の3分の1を占めるとも言われている。 奉行所が建てられ、銀山の行政と商業の中心を担った大森地区では、封建制の時…

島根県大田市 : 太田駅前の町並み(2)

大田市大田町散策、旧石見街道沿いに発展した古い町並みと、堂々たる近代建築の佇まい。

島根県益田市 : 益田駅前 〜 美都の町並み

島根県最大の面積を誇る益田市は、中世 大和政権下において西の拠点として大陸との交易で賑わったという。日本海の荒波と中国山地の豪雪…厳しくも豊かな自然に抱かれた人々の営みを辿る。

島根県鹿足郡 : 津和野の町並み(2)

「ツワブキの生い茂る野」であったことがその名の由来となる中国山地の隠れ里は、室町時代より国内最高水準の和紙の生産で栄え、藩の財政を支えた。伝統的な町並みの残る町人地区を歩けば、なるほど小京都と称されるのが頷けるような雅な風景。

島根県鹿足郡 : 津和野の町並み(1)

中国山地西部の山間、「山陰の小京都」とも呼ばれ津和野藩の領地として栄えた津和野。雪解けの城下町を掘割に沿って歩けば、自然と文化とが調和した美しい風景に心奪われる。

山口市 : 旧阿東町の町並み

県内屈指の豪雪地帯であり、稲作をはじめリンゴや梨の栽培が盛んな阿東町は、平成の大合併を経て山口市に編入された。 かつて交通の要衝として栄えたまちと、今も蒸気機関車を見つめる給水塔の記憶。

下関市 : 長府の町並みと階段(2)

長府地区の階段巡り、車で素通りするだけでは気付かない、美しい石段たち。

下関市 : 長府の町並みと階段(1)

古くは仲哀天皇が滞在され豊浦宮(とゆらのみや)を興し政務を摂り、戦国時代には長府毛利家の城下町として栄えた長府。歴史あるまちの中心地からやや外れると、眼下に関門海峡を望む階段が。

下関市の近代建築 その4

下関市の近代建築めぐり、郊外にも足を伸ばしてみよう。長閑な田園風景にひっそりと佇む歴史の証人たち。

下関市の近代建築 その3

下関の近代建築巡り。かつて東アジア近代史における転換点となった条約を締結した地にて、昨今の国際情勢を嘆く。

佐賀県西松浦郡 : 有田内山の町並み(3)

「有田千軒」と呼ばれるほどの隆盛を誇った町並みは、文政11年の台風と火災によってほとんどが消失。復興の後、幕末期には洋館が建てられるようになり、昭和期の道路拡張を曳家などで乗り越えてきた町並みからは、実に多彩なエネルギーを感じる。 窯元の屋敷に…

佐賀県西松浦郡 : 有田内山の町並み(2)

17世紀初頭、豊臣秀吉による朝鮮出兵の際に連れ帰った朝鮮人陶工 李参平らによって泉陶磁器生産の始まった有田。 路地の先に覗く可愛らしい建物に心奪われる。