おなかがよわいお坊さんはあわてない

おなかを壊しやすい僧職系男子、まち歩きのススメ。

商店街・市場

北九州市 小倉北区 : 旦過市場 その5

2022年4月19日未明、「北九州市の台所」として親しまれている市場で大規模な火災が発生、市民に衝撃を与えた。 40以上もの店舗が焼損し、近く予定されていた再開発計画にも支障をきたす模様… 形あるものは、いずれ失われる。「いつか」「そのうち」なんてあてにな…

長門市 : 仙崎の町並み(2)

「ふったり、やんだり、小ぬか雨…」 みすゞが「瀬戸の雨」で詩ったように、突然の雨に降られ、ネコと一緒に雨宿り。

長門市 : 仙崎の町並み(1)

童謡詩人 金子みすゞの出生の地であり、作品中にもたびたびまちの情景が描かれている仙崎。 日本海側屈指の良港を有する地で、彼女の愛した風景を辿る。あとネコ。

萩市 : 浜崎伝建地区とその周辺(2)

重伝建地区から少し離れ、盛り場の風情が漂うエリアを散策。

下関市 : 彦島 江の浦商店街 その2

商店街のすぐ傍で見つけたアーケード。 昭和の薫りを色濃く残す空間で、しばしネコと戯れる。

下関市 : 彦島 江の浦商店街 その1

かつての賑わいは何処に。 造船で栄えたまちの遠い記憶。その欠片を探して歩こう。

美祢市 : 集落巡り(2) 大嶺・麻生

日本最大の無煙炭の産地であった美祢市は、炭鉱の発展に伴いいくつかのまちが形成された。鉄道の敷設や軍需の高まりによって一時は賑わいを見せた集落も、資源の枯渇、更にはエネルギー革命によって閉山への一途を辿る炭鉱とともに衰退していく。 かつて鉱夫…

美祢市 : 集落巡り(1) 秋吉・嘉万

日本最大のカルスト台地・秋吉台や、秋芳洞をはじめとする大小200もの洞窟、化石層に名水…豊かな自然を有すことで知られる美祢市秋芳町。 地球と生命の歴史に遥か太古へのロマンを感じつつ、先人たちが培ってきた文化を継承する集落を歩く。

下関市 : 唐戸の商店街とその周辺

長らく下関市の行政・商業の中心地であり続ける唐戸地区。 一時は失われつつあった活気をウォーターフロントの再開発によって取り戻し、今や観光客の絶えない町に。しかし、ベイエリアから国道を挟んで北側、古くからの商店街に観光客は見当たらない。かとい…

下関市 : 彦島 竹ノ子島 〜 西山町の商店街 〜 迫町 階段巡り

壇ノ浦に多く生息する平家蟹は、その甲羅がまるで敗れゆく平家の武士たちの怨念を宿したかのような形相に見えることから、平家の亡霊の化身と言われる。彦島にはその他にも平家にまつわる伝承が多く残されているが、それが転じたのか、北西部にはかつて「鬼ヶ…

北九州市八幡西区 : 折尾駅周辺の町並み(1)

折尾駅と聞いて、東筑軒の「かしわめし」が思い浮かぶ人は多いだろう。九州を代表する駅弁である。駅構内のうどんも美味い。 駅前に並ぶ堀川運河沿いの飲食店街は、まさに昭和の代名詞。 しかしそんな景色ももう見納め。再開発真っ只中の駅周辺を散策。

下関市 : 長門市場 〜 今浦の町並み

よく知ってるはずのまちに全く覚えのない店がたくさんあって、こんなところに不動産屋さんあったっけ…?と思いながら物件情報を見ると聞いたことのない地名が並んでいる。 ああ、ついに俺もアタマおかしくなっちまったか、と思ってたら……

下関市 : グリーンモール商店街とその周辺(2)

商店街から1本裏手に入れば団地パラダイス。 最盛期にはかなりの数の店が軒を連ねていたであろう下駄履きビルの1階部分は、ほとんどが駐車場になってしまった。そんな退廃的な雰囲気を漂わせるまちで出会った、とある雑居ビルに心を奪われる。

下関市 : グリーンモール商店街とその周辺(1)

古くから朝鮮半島との交易が盛んな下関では、駅前に"リトル釜山"と呼ばれる商店街を形成する。焼肉店をはじめとする韓国料理店やキムチなどの惣菜店が並ぶ本通りを1本横に入れば、団地好きには欠かせない"改良住宅"が林立する。 県下最大のターミナル駅と、…

福岡市中央区 : 三角市場 〜 博多区 : 住吉の町並み

かつて三角の土地に発生したという戦後闇市は、場所を移した後もそのまま三角市場と呼ばれ続ける。高層ビルが立ち並ぶ博多の中心部の残されたその木造長屋は、今でも多くの飲食店で賑わい、我々を昭和の世界に誘う。

福岡市博多区 : 吉塚市場 (旧吉塚商店街)

福岡県庁の最寄り駅からすぐ、今日も古い商店街を徘徊…と思って出かけたら、異国情緒溢れる市場に迷い込んだ。ここはどこだ?…古い商店街はアジアンマーケットへと生まれ変わっていた。不意を打たれたものの、活気を取り戻したアーケード内を楽しもうか。

福岡市博多区 : 川端通商店街

博多座の斜向いに位置し、祇園山笠や博多どんたく、おくんちや花火大会などの祭事での賑わいは九州随一、中洲川端。 古くからの伝統が、今なお衰えることなく継承されるこのまちで、人通りが絶えない商店街を歩く。

福岡市中央区 : 新柳橋遊廓 〜 清川サンロード商店街

九州一の大都市、博多。現代では夜の街といえば中洲を思い浮かべる人も多いだろうが、那珂川に架かる柳橋の南側には、かつて長崎 丸山や熊本 二本木と並び称された遊里が存在した。往時の華やぎの残り香と、大きな通りに面した都会的な商店街の対比。

福岡市中央区 : 柳橋連合市場

博多の食文化と言われて思い浮かべるものは? ラーメン、明太子、水炊き、モツ鍋、うどん、焼き鳥、ごま鯖…考えただけでおかなが空いてきた。福岡人の食卓を支える"博多の台所"を歩く。

宇部市 : 老松遊廓周辺の町並み

現在の新天町〜錦町のあたりには、かつて遊廓が存在していた。明治期、まだ老松町という町名だった頃に成立した遊里には、多くの妓楼や飲食店が立ち並び、夜の街を華やかに彩ったが、今ではすっかりセピア色に褪せてしまったかのような町並みに。

宇部市 : 三炭町〜居能の町並み

かつて社会現象を巻き起こし、昨今も劇場版の人気に沸く某国民的アニメの原作者の出身地、宇部。中心市街地の駅周辺が映像内に登場し、新たな「聖地」として、ファンを呼び込みまちが活性化することを期待されているが、われわれ街歩きクラスタの「聖地」はどこ…

北九州市八幡西区 : 貞元市場

八幡西区の幹線道路沿い、郊外型の大型店が建ち並ぶこのエリアに、昭和に取り残されたままの小さな市場がある。間口の広い木造アーケードは、ぽかんと大きく口を開けた顔みたいで、未だに人が来るのをのんびり待ち続けているかのようだ。

田川市 : 田川伊田駅周辺の町並み (1)

知らないまちを歩くのはいつだって楽しいが、知っている町も改めて歩くと毎回違った発見がある。 小さい頃に何度も訪れたことのあるまちを、大人の視点で散策。昔と違った景色に見えたのは、まちが変わったのか、ぼくが変わったのか。

宇部市 : 船木の町並み (1)

旧山陽道、萩藩領の宿場町として栄えた船木市。 現在も古い町並みが残っているこの地には、全国でも珍しい清酒醸造を行う神社があり、その歴史は神功皇后の時代にまで遡る。後に宇部や小野田の産業が発展するまで、厚狭郡の行政の中心であった。雨上がりの街…

山陽小野田市 : セメント町商店街とその周辺 (3)

セメント町から南中川駅方面へ。道中に小野田セメントゆかりの近代建築を眺めつつ。

山陽小野田市 : セメント町商店街とその周辺 (2)

セメント工業が盛んだった頃、美祢市の石灰山から原料の輸送のため軽便鉄道として敷かれ、後に旅客運送も担うことになった小野田線。かつて存在した「セメント町駅」の周辺、現在の南小野田駅周辺に栄えた通りを歩く。

山陽小野田市 : セメント町商店街とその周辺 (1)

戦前、日本で初めての民間セメント会社が設立され、港や鉄道が整備されるとともに大きな発展を遂げた小野田。後に日本最大のセメントメーカーとなる企業の前身があったともなれば、工場周辺の最盛時の賑わいは相当なものだったに違いない。 時は流れ、すっか…

北九州市 門司区 : 栄町のスナック街と小原市場

最盛期には多くの港湾関係者で賑わったであろう門司港の夜、その中心は栄町だった。数え切れないほどの飲食店に劇場、キャバレー、雀荘…。それらのほとんどは既に残っていないが、新しくできたものもある。 移ろってゆく様子と、昔から変わらないもの。どち…

北九州市 門司区 : 栄小路 〜 有楽街

栄町銀天街には、二つの個性的な路地が面している。 貧しさを卑下せず謳い、旅を愛した奔放な女流作家と、全国にその名を轟かせた、九州最強、伝説のヤクザ。波乱万丈な人生を送った二人と縁の深い小路は、今でもひっそりと人が訪れるのを待っている。

北九州市 門司区 : 栄町銀天街とその周辺

これまで紹介してきた門司港のアーケード付き商店街の中でも、一番の賑わいを見せる栄町銀天街。かつては百貨店も存在し、門司港の商業の中心地でもあった一帯は、今でも多くの地元の人の生活とともにあり、愛され続けている。