おなかがよわいお坊さんはあわてない

おなかを壊しやすい僧職系男子、まち歩きのススメ。

長門市 : 野波瀬の町並み

誰かが言っていた。漁港に赴けば、旅をしていなくとも"旅情"を摂取できると。 ふらりと訪ねた小さな漁村集落で、波の音を聞きながらネコと戯れた。

長門市 三隅の町並みと湯免温泉

長門市東部、仙崎湾に注ぐ三隅川の流域に広がる集落は、宿駅・市場町として開かれた。洋画家の香月泰男の出身地としても知られ、隠れた名湯を有する。 わずかに残る街道に沿った古い町並みと、漁港の風情を感じながら歩く。

北九州市門司区 : 門司駅前の町並み(2)

豊前国の寒村であった柳ヶ浦村…現在の門司駅周辺は、明治期に入り鉄道が敷設されたことで工業進出が始まり大いに発展した。それに伴い周辺には市場や商店街が開かれ多くの人で賑わったという。繁栄の名残を探して歩く。

北九州市門司区 : 門司駅前の町並み(1)

門司と聞いてほとんどの人がイメージするのは…いわゆる"門司港"の風光明媚な町並みであろう。 豊前国企救郡から日田県〜小倉県へ、そして福岡県北九州市門司区へと移りゆく過程の中で発展した、旧大里駅=現在の門司駅周辺の町並みを探る。

北九州市若松区 : 上野海運ビル(2)

麗しき近代建築を堪能した後、ネコチャン!のいるカフェにておやつタイム。 こんなにも魅力的なまちの夕暮れを修辞する言葉を、僅かにも持ち合わせていないぼくの無風流なさまを笑ってくれ…

北九州市若松区 : 上野海運ビル(1)

かつて日本一の石炭積出港であった若松の往時の隆盛は凄まじく、海岸沿いには今なお多数の近代建築が。まちのシンボルでもある赤い橋に見守られながらどっしりと佇む煉瓦造りのビルで、「大正ロマン」の意味を知る。

下関市 豊前田町 ゆる路地巡り & トマソン探し

夕方なのに千鳥足。そういう大人とは無縁だと思っていたのだが… 休日の徘徊ライフ、もういいかげんお家に帰りましょうかね…

下関市 : 南部町 〜 岬之町 ゆる階段巡り

昼前から歩き始めたのに、いつもよりのんびりしたペースだったので夕方になってしまった。 そろそろ帰ろうかと思っていたが、甘味と酒の誘惑に負けて…

下関市 : 長門町 〜 入江町 〜 岬之町 〜 南部町 ゆる階段巡り

缶チューハイ片手にのんびり歩く休日の昼下がり。 微醺を帯びた顔に冬の冷たさが心地よい。

下関市 : 竹崎町 ゆる路地巡り

珍しく車を置いて電車で出かけた休日、朝のアルコールは格別。 冬の日の路地巡り、ほろ酔いになって歩く。

下関市 : 新地遊郭跡 その6

下関市、新地西町の某有名遊郭建築解体に寄せて。 儚くも消えゆくかつての桃源郷、まちの見た夢…。

下関市 : 新地遊郭跡 その5

Twitterの相互フォロワーさんのツイートで、新地西町の某有名遊郭建築の解体が始まったとの情報を見て、仕事の合間を縫って慌てて現地へ。そこで見たのは既に半壊し内部が顕わになった建物と、最盛期の幻影。 オーナーとの奇跡的な出会いもあり、おそらくど…

防府市 : 三田尻の町並み

萩往還の終点である三田尻は、元禄の頃より国内屈指の製塩地として知られ、寛永には北前船によって北海道まで販路があったという。更に御船手組〜海軍局の根拠地にもなった水運の要衝とあって大いに賑わい、明治期には遊廓も公許されたが、戦後は赤線に移行…

周南市 : 福川 〜 夜市・戸田の町並み

かつては長州藩に属しており、徳山藩の成立に伴い同藩領として治められた福川は、漁業で栄えたまちであったが、街道の整備に伴い宿場町として発展した。街道を西へ進めば夜市(やじ)・戸田(へた)の集落。村内で所轄の藩が違うという変わった歴史を持つ。

島根県浜田市 : 浜田駅前の町並み

島根への小旅行も最終盤、前々から行きたかった老舗喫茶へ。 夕暮れの駅前は、少し寂しくて…旅の終わりを惜しむぼくの心象が、そのまま空に投影されていた。

島根県江津市 : 有福温泉の町並み(2)

山間の小さな温泉郷で怒涛の3連浴。 帰路につく前に、旅の疲れを洗い流して。

島根県江津市 : 有福温泉の町並み(1)

透き通った湯の効能から「福ありの里」と呼ばれその名の由来となった有福温泉は、細い石段が入り組むその風景にちなみ「山陰の伊香保」とも呼ばれるが、あえて並べて評する必要など無い。ここには、ここにしか無い無二の素晴らしい風情が広がっているのだから。

島根県江津市 : 江津駅前の町並み(2)

江津本町の静かな町並みを歩いたのち、再び江津駅前へ。 以前から気になっていた不思議な威容のビルには、ホコリとカビの匂いが充満しつつも美しい空間があった。

島根県江津市 : 江津本町の町並み

山陰道で石見銀山と浜田を結び、廻船問屋が軒を連ね賑わいを見せた江津本町には、北前船の寄港地として、また天領米の積出港として賑わいを見せたという。入港を待つ船が浜で混雑するほどの繁栄っぷりだったまちは、陸路・海路だけでなく江の川による“河路”も…

島根県江津市 : 江津駅前の町並み(1)

今でこそ山陰地方で最も人口が少ない市であるが、かつては海運の要衝として栄え、天領であった石見国第二の都市、江津。石州瓦の生産地としても名高い、「中国太郎」とも呼ばれる江の川の河口に位置する町を逍遥した。

島根県大田市 : 石見銀山 大森の町並み(2)

産出される銀の質と量で、かつて世界にその名が知れ渡った鉱山 石見。 その銀山の歴史とともに発展してきた大森集落。豊かな自然とともに形成された文化的景観を見ていく。

島根県大田市 : 石見銀山 大森の町並み(1)

最盛期には年間およそ1万貫(38t)もの銀を産出し、戦国大名や江戸幕府の重要な財源を採掘した石見銀山。その規模は当時、世界中で産出された銀の3分の1を占めるとも言われている。 奉行所が建てられ、銀山の行政と商業の中心を担った大森地区では、封建制の時…

島根県大田市 : 太田駅前の町並み(2)

大田市大田町散策、旧石見街道沿いに発展した古い町並みと、堂々たる近代建築の佇まい。

島根県大田市 : 太田駅前の町並み(1)

観光となると温泉津温泉や石見銀山の大森地区の影に隠れがちではあるが、大田市駅周辺の古い町並みにも嘗ての繁栄が見て取れる。三瓶山に見守られ、石見国を出雲国を結ぶまちを歩いた。

島根県大田市 : 温泉津温泉の町並み(2)

静かな温泉街の冬の朝、目覚めのひとっ風呂。熱い湯で火照った体に、ぴしっと冷たい空気を纏い、夜明け前のひとり散歩。

島根県大田市 : 温泉津温泉の町並み(1)

1300年もの歴史を誇る湯治湯、その効能は折り紙付きで全国でも屈指の評価で知られる。かつて石見銀山の積出港として隆盛を誇った温泉街の景観は、今ではゆっくりとした時間が流れ、静かに人々を癒やし続ける。

島根県益田市 : 益田駅前 〜 美都の町並み

島根県最大の面積を誇る益田市は、中世 大和政権下において西の拠点として大陸との交易で賑わったという。日本海の荒波と中国山地の豪雪…厳しくも豊かな自然に抱かれた人々の営みを辿る。

島根県鹿足郡 : 日原の町並み

津和野の城下町からやや離れたところに位置する“星降る里”は、嘗て天領であり交通の要衝であったため、人の往来多く栄えたという。 日本一の清流 高津川に沿って形成された集落を歩き、せせらぎを聞きながら絶品の猪鍋をいただく。

島根県鹿足郡 : 津和野の町並み(2)

「ツワブキの生い茂る野」であったことがその名の由来となる中国山地の隠れ里は、室町時代より国内最高水準の和紙の生産で栄え、藩の財政を支えた。伝統的な町並みの残る町人地区を歩けば、なるほど小京都と称されるのが頷けるような雅な風景。

島根県鹿足郡 : 津和野の町並み(1)

中国山地西部の山間、「山陰の小京都」とも呼ばれ津和野藩の領地として栄えた津和野。雪解けの城下町を掘割に沿って歩けば、自然と文化とが調和した美しい風景に心奪われる。